使わなくなった古いスピーカーの置き場に困り、処分に悩む人は少なくありません。
できることなら売却してお金に替えたい、でも古いスピーカーって売れるの?と考える人も多いことでしょう。
実は、古いスピーカーでも種類によっては売却できる可能性があります。
そこで本記事では、売れる可能性がある古いスピーカーの特徴、少しでも高くスピーカーを売りたい時のポイントを紹介します。
買取を期待できる古いスピーカーの特徴
買取を期待できるような古いスピーカーには、いくつかの特徴があります。
そこでまずは、買い取ってもらいやすい古いスピーカーの特徴を3つ、解説します。
大手有名メーカーのスピーカー
大手有名メーカーのスピーカーは高価かつ高品質なハイエンド品も多く、新品で購入しようと思うとそれなりに高価です。
そのため、多少古いスピーカーでも中古需要が高く、ノーブランドの製品よりも買い取ってもらいやすい傾向にあります。
とくにヤマハ、ビクター、ONKYO(オンキヨー)、JBLといった世界的に有名なメーカーのスピーカーは、古いモデルや多少使い古したスピーカーであっても、売却しやすいでしょう。
アンティーク・年代物のスピーカー
スピーカーに限らず、一般的に家電製品は新しいもののほうが買い取ってもらいやすく、かつ値段も高くなります。
しかし、一部のメーカーのスピーカーは、古いことでアンティークとしての価値を持つ場合があるのです。
エレクトロボイスやタンノイ、JBL、ヤマハといったメーカーのスピーカーには「名機」と称されるような古いモデルがあり、根強い人気を誇る上に中古での取引価格も高くなっています。
それらのスピーカーはアンティーク・ビンテージや年代物としても価値があり、思いがけない高額査定がつくかもしれません。
生産終了・廃盤により入手困難なスピーカー
高い人気を誇ったスピーカーのなかには、生産終了や廃盤により入手しづらくなった製品も存在します。
新品の生産がないものは中古品の需要が高まるため、自ずと査定額も上がり、高価買取が期待できます。
また、生産終了・廃盤になった製品は部品の供給が止まるため、壊れて全く動かなくなったようなものでも、部品目的で買い取ってもらえる可能性があります。
サイズ・種類別スピーカーの買取相場
続いては、古いスピーカーの買取相場を見ていきましょう。
相場は主にサイズと種類によって異なるため、それぞれ詳しく解説していきます。
小型スピーカー
小型の古いスピーカーの買取相場は、2,000~40,000円程度です。
小型スピーカーにもさまざまな種類があるため、一概に小型だから安いというわけではなく、金額には大きな幅があります。
ローランドやケンウッド、タンノイ、ダリ、ヤマハ、JBLなどの、新品でも高価なスピーカーであれば、10,000円以上での買取価格を期待できます。
大型スピーカー
大型の古いスピーカーの買取相場は、10,000円~300,000円程度です。
小型スピーカーよりもサイズ・性能ともに上がるため、金額も相応に高くなります。
バウワース&ウィルキンスやJBL、ダリ、ソナス・ファベール、スペンドール、フォーカルといった有名ブランドの大型スピーカーであれば、さらに高額になるものも珍しくありません。
高級スピーカー
高級スピーカーの買取相場は、20,000円~300,000円程度です。
高級スピーカーを作っている有名なメーカーには、バウワース&ウィルキンスやスペンドール、タンノイ、ダリ、ボーズ、JBL、フォーカル、オンキョー、ヤマハなどがあります。
高級スピーカーは新品の販売価格が100万円を超えるものも少なくないため、中古品も高額になります。
アンプ内蔵スピーカー
アンプ内蔵スピーカーは、アンプを別途用意する必要のないスピーカーです。
安価な製品が多いため、買取相場も相応に低く、1,000~20,000円程度です。新品が手頃な値段で買えることから、全体の傾向としてあまり値は付きません。
ただし、Wi-FiやBluetoothなどで無線接続できるスピーカーは、有線接続のスピーカーと比べて高値が付きやすい傾向にあります。
コンポ
オーディオコンポはアンプやスピーカー、プレーヤーといった、音を再生するために必要な機能が全て一体となったオーディオ機器です。
コンポの買取相場は1,500~18,000円程度と、あまり高くありません。
とくに古いコンポは、無線通信やデータ再生といった機能がなく、逆に大きすぎて場所を取ったりMD等の廃れたメディアを搭載していたりと昨今の需要に合わないため、値がつきにくくなっています。
古いスピーカーを高く売るコツ
ここからは、古いスピーカーをできるだけ高く売るためのポイントを5つ、紹介します。
同じスピーカーでも、コツを押さえておけばより高値が付く可能性がありますよ。
埃や汚れを落としておく
スピーカーを査定に出す際や、メルカリ・ヤフオク等に出品する際は、埃や汚れのないきれいな状態の方が印象は良くなります。
そのため、スピーカーを売却する前には、埃や汚れを落として綺麗にしておきましょう。
スピーカーを掃除するときは、乾いた布や専用のダスターを使って、埃と汚れを優しく拭き取ります。精密機器は水気に弱いので、洗剤や水拭きは避けましょう。
スピーカー前部のサランネットも取り外しができる場合は、外して掃除を行います。一方でコーンやエッジは壊れやすいため、極力触らずに軽く埃を払う程度に留めましょう。
できるだけ付属品を揃えておく
スピーカー本体以外にも査定額を左右するのが、新品購入時の付属品の有無です。
取扱説明書や保証書、ケーブル、リモコンはできるだけ揃えましょう。外箱まであると、より高値で売れやすくなります。
できるだけ新品に近い状態で査定に出すことが、高額買取のポイントです。
直射日光・高温多湿を避けて保管する
スピーカーは、直射日光と高温多湿の環境を苦手としています。
保管環境が悪いと、直射日光により色褪せやプラスチックの劣化が速まったり、高温と湿気により金属部品の劣化やカビが発生するリスクがあります。
適切な保管ができていたかどうかによって、同じモデル・年式のスピーカーでも査定額が大きく変わる可能性があります。
今は使っていないけれど将来売却を検討しているスピーカーがある場合は、直射日光の当たらない、湿度・温度が一定の環境で保管するようにしましょう。
オーディオの専門業者に査定してもらう
古いスピーカーの売却は、リサイクルショップやフリマアプリよりも、オーディオ機器を専門に扱う業者を利用するのがおすすめです。
スピーカーの世界は奥深く、オーディオ機器や業界に関する知識がないと正確な価値が分からないことも多々あります。
とくに、年代物やアンティークとして価値のあるスピーカーは、マニアの中だけで高い需要がある可能性も考えられます。
古いスピーカーを売却する際は、まず初めにオーディオ機器のプロに査定を依頼して、スピーカーの価値を見極めるといいでしょう。
思い立ったら早めに売却する
基本的にスピーカーは、アンティークとしての価値があるスピーカーや一部の高級スピーカーを除き、古くなるほど価値が下がってしまいます。
スピーカーは家電製品でもあるため、新しい機能やより優れた機能を搭載した製品が次々と発売されており、型落ちした古いモデルは買取価格がガクンと落ちてしまうのです。
そのため、スピーカーを売りたいと考え始めたら、早めに査定に出したり売却するのがおすすめです。
思い立ったらとりあえず査定に出して、売るかどうかを考えてみてもいいでしょう。
まとめ
古いスピーカーは、サイズだけでなくメーカーやブランドによっても、大幅に買取価格が変わります。また、保管状態や中古市場での需要も査定に影響します。
実家に眠っていた古いスピーカーが思いがけない高値で売れることも、珍しい話ではありません。古いからと捨てる前に、一度査定に出してみることをおすすめします。
また、生産終了や廃盤になった古いスピーカーは、部品の入手が困難になっているものも多数あります。そういったスピーカーは、壊れていたり状態が悪いものにも値段がつく可能性は十分にあります。
スピーカーを含むオーディオ機器は専門性が高く、業界に精通した専門店でないと正確な査定を出すのは困難です。そのため、スピーカーの売却を考える場合は、まずはオーディオ専門店に査定に出すといいでしょう。
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