レコードの正しい処分方法とは?ごみに出すより売却がおすすめな理由

レコード

もう聴かなくなった昔のレコード、大量にあって場所を取っているので思い切って処分したい、と考えることもあるでしょう。

処分するならごみに出すのが手っ取り早いと思いがちですが、実はそんなことはありません。ごみに出すより手間も負担もかからず、しかもお金もかけずに処分する方法もあるんです。

今回は、レコードを処分する方法とおすすめの処分方法、さらにはレコードを売却する際のポイントを詳しく解説します。

レコードを処分する方法4選

まずは、レコードを処分する方法を4つ、ご紹介します。

  • 分別して一般ごみに出す
  • 譲渡する
  • 売却する
  • 不用品回収や遺品整理業者を利用する

分別して一般ごみに出す

レコードをごみに出す場合は、自治体の一般ごみの収集に出すことができます

ごみに出す場合に注意したいのが、地域によっては分別が必要になることです。レコードの円盤はプラスチック、ジャケットや帯は紙と、それぞれ異なる素材で出来ています。自治体によってはプラスチックと紙を分けて収集しているため、円盤とジャケットを分別してごみに出さなければいけません。

1枚や2枚程度であれば分別も容易ですが、数十枚から数百枚ものコレクションとなると、分別するだけでも大仕事です。枚数がごく少数で、査定に出しても値段が全くつかなかった場合にのみ、ごみに出すことを検討するといいでしょう。

売却する

レコードは、レコード専門店やリサイクルショップに売却することができます。また、メルカリやヤフオクといったサービスでも売却が可能です。

昔のレコードなんて売れないのでは……、と思いがちですが、昨今の世界的なレコードブームでその価値が見直されており、古いレコードを求めるファンは急増しています。そのため、何十年も前に買ったレコードでも、購入当時の金額を大きく超える査定額がつくことは珍しくありません

発売当時生産数が少なかったり、海外のレコードで流通量が少なかったレコードなら、びっくりするような高額で買い取ってもらえる場合もあります。

譲渡する

もし友人や知人に音楽好きな人がいれば、レコードの譲渡を打診してみましょう。レコードをコレクションしている音楽好きは多いため、無料もしくは配送料程度の負担であれば、喜んで譲り受けるという人は少なくありません。

音楽好きの知人が周囲にいない場合は、「ジモティー」のようなマッチングサービスを活用するのも一つの手です。条件次第で、無料で引き取ってくれる人を見つけることができるでしょう。

自分が大切にしてきたレコードをこれからも大切にしてもらえる人に譲ることができれば、ごみとして処分してしまうよりも気分が晴れるのではないでしょうか。

不用品回収や遺品整理業者を利用する

大量のレコードの処分に困った時は、不用品回収や遺品整理業者を利用するのも一つの手段です。

不用品回収や遺品整理業者は自宅まで回収に来てくれるため、分別や整理、運搬といった手間がかかりません。どれだけ量があっても、ほとんどの場合その日のうちに回収してもらえます。

ただし、処分費や運搬費、出張費などの料金がかかるため、他の処分方法と異なり金銭の負担が発生します。引っ越しや立ち退き等の事情で、とにかく急ぎで処分したい場合や、他の不用品・遺品とまとめて処分したい場合等に利用を検討するといいでしょう。

レコードの処分にもっともおすすめの方法とは

ここまでご紹介した通り、レコードにはいくつかの処分方法があります。

しかし、実際にレコードを処分しようとするとき、一体どの方法が最も適しているのでしょうか。

結論を言うと、レコードを処分するなら、まずは「売却」から検討することをおすすめします。

レコードの処分は「売却」がもっともおすすめ

レコードを処分するなら、まずは売却を検討しましょう。なぜなら、ごみに出すよりも手軽に処分できる方法がある上、売却によりお金を得られる可能性があるからです。

近年レコードは人気が再燃しており、老若男女を問わずレコードを購入、収集する人が増えています。そのため、買取サービスも充実してきており、宅配買取や出張買取も積極的に行われています。買取サービスを上手に活用すれば、家から一歩も出ることなく、大量のレコードを売却することもできるのです。

宅配買取や出張買取を利用する場合、買取成立まで一切料金はかからないことがほとんどです。買取が成立すればお金が得られるだけでなく、値段がつかなかったレコードも無料で引き取ってもらえる場合があります。

オーディオ機器も一緒に買い取ってもらえる

レコードを処分しようとする場合、レコードプレーヤーや蓄音機、スピーカーといったオーディオ機器もまとめて処分するケースが少なくありません。しかし、レコードを買い取る業者であれば、多くの場合オーディオ機器も一緒に買い取ってもらえます

オーディオ機器をごみに出そうと思うと、分別して不燃ごみや粗大ごみで出さなければいけません。粗大ごみは自治体によっては申し込みや粗大ごみ処理券の購入といった手続きが必要で、時間も手間もかかります。レコードと一緒に売却できれば、そのような手間は一切かかりません。

レコードを買い取ってもらう際にオーディオ機器も一緒に査定してもらうと、トータルの査定額がアップする場合もあります。そのため、レコードとオーディオ機器を個別に買取に出すよりも、まとめて買い取ってくれる業者を利用するのがおすすめです。

価値を知らずに捨てると貴重なレコードが失われてしまう

レコードの需要は世界中で高まっており、生産数や流通量の少ないレコードの場合、100万円以上の値をつけているものも珍しくありません。昔のレコードだからとまとめてごみに出してしまうと、そのような貴重なレコードが失われてしまう恐れがあります。

発売当時は特別な価値もなかったレコードが、時代を経て貴重盤になることは決して少なくありません。何年も寝かしているうちに、価値が跳ね上がっている可能性は十分にあります。

親のコレクションや遺品のレコードの場合、大した価値もないだろうとまとめて捨てることを考えてしまいがちです。しかし、思わぬお宝が眠っている可能性もあるため、処分の前に買取業者に査定を依頼してみることをおすすめします。

レコードを売却するおすすめの方法

レコードを処分するなら「売却」がもっともおすすめとお伝えしましたが、では売却の方法はどうでしょうか。

最後は、レコードの売却におすすめの方法と、おすすめしにくい方法を解説します。

レコード専門店の買取サービスがもっともおすすめ

レコードを売却するのにもっともおすすめなのが、レコード専門店の買取サービスを利用することです。宅配買取や出張買取を利用すれば、お金も手間もかけずにレコードを処分できます。

レコード専門店にはレコードに詳しい専門の査定士がいるので、レコードの価値を正しく見極めて査定してもらえます。最新の市場価格を元に査定してもらえるため、高価買取も期待しやすくなるでしょう。

また、レコード専門店の中には、値がつかなかったレコードを無料で引き取ってくれるところもあります。レコードプレーヤーやスピーカー等のオーディオも一緒に査定してもらえるので、レコードとオーディオ機器をまとめて処分したいような場合も、レコード専門店を利用するのがおすすめです。

リサイクルショップはおすすめできない

レコードはリサイクルショップに売却することもできます。しかし、レコードの売却にリサイクルショップを利用することは、おすすめできません

リサイクルショップは家具や日用品から雑貨まで、ほとんどのものを買い取ってもらえるため、レコードを売却することも可能です。しかし、レコードの専門知識を持った査定士が在籍しているとは限らず、適正な査定をしてもらえない可能性があります。リサイクルショップでは値のつかなかったレコードが、専門店なら買い取ってもらえたというケースは少なくありません

また、ほとんどのリサイクルショップでは、値がつかず買い取ってもらえなかったものを引き取ってもらうことはできず、持ち帰る必要があります。持ち込みにしか対応しないお店も多いため、運搬等の手間がかかることも難点です。

レコードの個人売買は難易度が高い

レコードをメルカリ等のフリマアプリや、ヤフオク等のネットオークションで売却することも可能です。大量のレコードが日々取引されており、高額で取引されているものも珍しくありません。

その一方で、基本的に1点ずつ出品する必要があるため、大量のレコードを処分するには向きません。レコードの価値がよくわからないまま安く買いたたかれてしまったり、落札後や発送後にトラブルが発生する可能性もあります。

また、レコードを個人で出品する場合、自身でレコードの価値を判断することはもちろん、レコードやジャケットの状態を正確に説明できるだけの専門知識が必要です。レコードは梱包が難しく、とくにSP盤は発送時に破損するリスクがあり、他の品物と比べても個人売買の難易度は極めて高いと言えます。

レコードを処分するなら専門店への売却がベスト

レコード人気は国内外問わず年々高まっており、古いレコードでも購入当時より価値が上がっているものが多数あります。昔のレコードを大量に所有している場合、びっくりするような高額で売れるものも紛れているかもしれません。

レコードを処分したい場合は、まずはレコード専門店の買取サービスに査定を依頼するのがおすすめです。宅配買取や出張買取を利用すれば、お金も手間もかけずに査定を受けることができます。

ごみに出したり不用品回収や遺品整理業者を利用することも可能ですが、できれば処分の前に査定に出して、レコードの価値を知っておくことをおすすめします。音楽好きの友人知人がいれば、譲渡も選択肢に入れるといいでしょう。

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