近年「昭和レトロ」の魅力が再評価され、レコードプレーヤーの人気も再燃しつつあります。
アナログレコードでの楽曲再生に欠かせないレコードプレーヤーですが、購入してから数十年経つものが家にある方もいるのではないでしょうか?
今回は、古いレコードプレーヤーは買い取ってもらえるのか、売却可能な場合に査定に出す際のコツや注意点について解説します。
古いレコードプレーヤーも売却可能!理由とポイント
古いレコードプレーヤーをもっていても、すでに壊れていて楽曲再生ができないというケースは少なくありません。
しかし、古いレコードプレーヤーの中には今なお需要があり、中古品の売買がさかんに行われているものもあります。
では、具体的にどのような製品であれば古いレコードプレーヤーでも買い取ってもらえるのでしょうか。
古いモデルでも新製品が少ないものは需要がある
レコードプレーヤーは、現在も新製品が販売されています。
しかし、新たなモデルが製造されず、長期にわたって新製品が販売されていないレコードプレーヤーも少なくありません。
そのような製品は希少価値が高いため需要があり、古いモデルであっても売却できる可能性があります。
家に眠っている古いレコードプレーヤーに需要があるか分からない場合は、同型機の新製品が発売されているかチェックしてみると良いでしょう。
有名メーカー品はとくに人気が高い
古いレコードプレーヤーの中でも、以下のような有名メーカーの製品はとくに人気があります。
- DENON(デノン)
- MICRO(マイクロ)
- Pioneer(パイオニア)
- YAMAHA(ヤマハ)
- Technics(テクニクス)
- SANSUI(サンスイ)
家にある古いレコードプレーヤーがこれらのメーカー製の製品であれば、売却できる可能性が高くなります。
高価で高品質な製品も多く、発売から数十年以上経っている製品でも高値で買い取ってもらえる可能性が高いでしょう。
蓄音機も高額買取を期待できる
レコードプレーヤーと同様に、蓄音機も高額買取を期待できます。
レコードプレーヤーと蓄音機の違いは、再生可能なレコードの種類が異なる点です。
レコードプレーヤーは塩化ビニール製の「LP盤」や「EP盤」を再生できます。一方の蓄音機は、レコードが普及し始めた当初に誕生したSP盤(シェラック盤)を再生するためのプレーヤーです。
蓄音機には家具のように設置する「フロア型」や、卓上に設置できる「卓上型」、取っ手付きで持ち運べる「ポータブル型」などの製品があり、インテリアとしての人気も高いのが特徴です。
蓄音機もレコードプレーヤーと同様に人気が高く、希少な蓄音機だと買取価格が100万円を超えるものもあります。
壊れていても売れる可能性が十分にある
レコードプレーヤーは、壊れているものでも売れる可能性が十分にあります。
古いレコードプレーヤーは、アームやカートリッジ、ターンテーブル、カウンターウェイトなど、パーツごとに価値がつくものも多いためです。
とくに、すでにパーツの生産が終了している製品の場合、修理に必要なパーツに需要が集まります。
そのため、壊れていて再生ができない状態のレコードプレーヤーでも、パーツの価値で売却できるのです。
古いレコードプレーヤーを売るときのコツ
古いレコードプレーヤーを売るとき、コツを知っておくと買取査定額がアップする可能性があります。
ここからは、古いレコードプレーヤーを売るときのコツや査定額アップにつながるポイントを見ていきましょう。
埃や汚れは綺麗に落としておく
古いレコードプレーヤーは、埃や汚れが付着していることがあります。そのため、売却する前にある程度汚れを落とし、綺麗にしておくことが査定額アップにつながるコツです。
壊れている製品であっても、埃や汚れが付着したままのものを持ち込まないようにしましょう。汚れたままよりもある程度綺麗な状態にした製品の方が、査定担当者の心象が良くなるためです。
ただし、埃や汚れを取る際にレコードプレーヤーに傷をつけてしまわないよう、注意する必要があります。
メガネ拭きなどの柔らかい布や綿棒などを使用して、丁寧に埃や汚れを除去しましょう。
箱や付属品があればできるだけ揃えておく
レコードプレーヤーは、購入時の状態が保たれているほど買取査定額がアップします。綺麗な状態であることのほかに、箱や付属品の有無が影響するのもポイントの1つです。
同じ機種であっても、箱や付属品が揃っているものと揃っていないものとでは査定額に差が出ます。
そのため、古いレコードプレーヤーを売るときは、箱や付属品も可能な限り揃えた状態で査定に出すようにしましょう。
レコード針があればまとめて売る
レコードプレーヤーのパーツの中でも、レコード針(カートリッジ)は消耗品のため、定期的に交換する必要があります。
古いレコードプレーヤーを保管している場合、交換用の針やカートリッジも一緒に置いてある方もいるのではないでしょうか。
そのような場合には、レコードプレーヤーを売却する際にまとめて売ることをおすすめします。レコード針とまとめて売ることで、プレーヤーの査定額が上がることも期待できます。
古いレコードプレーヤーを売る際の注意点
ここからは、古いレコードプレーヤーを売る際に注意しておきたいポイントを紹介します。
査定額がダウンする原因になりかねないポイントもあるため、査定に出す前にぜひチェックしておきましょう。
オーディオの専門業者に査定してもらう
レコードプレーヤーの買取を行っている業者は、多数あります。家具や家電の買取を行っているリサイクルショップや、楽器全般を取り扱うリユース業者などです。
レコードプレーヤーを売却するなら、オーディオ機器を専門に扱う業者に査定依頼することをおすすめします。
オーディオ機器の専門業者であれば、レコードプレーヤーの価値を正しく評価してくれるためです。状態だけでなく、希少価値の有無やパーツの需要なども考慮して査定してもらえます。
ただし、専門業者の中には査定だけでも手数料を取る業者もあるため、手数料の有無や査定の手軽さも考慮して買取業者を選ぶことが大切です。
査定に出す前に動作確認をしておく
古いレコードプレーヤーを売るときは、査定に出す前に動作確認をしておくのも大切なポイントです。
完全に動作しない壊れた製品よりも、楽曲再生が問題なくできる状態(=動作品)のレコードプレーヤーの方が、当然査定額も高くなります。
楽曲再生ができても音質が悪いと感じるようであれば、スタイラスクリーナーなどを使用してメンテナンスを行うのも良いでしょう。
自信がなければメンテナンスや修理はしない
レコードプレーヤーは、繊細な製品です。上述したようなスタイラスクリーナーを用いたメンテナンスは、慣れていないまま無理に作業するとプレーヤーの破損につながる恐れがあります。
そのため、メンテナンスを確実に行える自信がない場合は、無理に手を出さず、簡単な清掃作業を行うのみに留めておきましょう。
メンテナンスや修理に失敗してレコードプレーヤーを傷つけたり壊してしまうと、査定額が下がるだけでなく、最悪の場合買い取ってもらえなくなることもあります。
専門知識や修理の経験がない限り、査定額アップの目的で無理にメンテナンスや修理、パーツ交換などを行うことは避けましょう。
まとめ
レコードプレーヤーは、人気が再燃しているとはいえ新製品が少ないため、旧モデルにも需要があります。
とくに、有名メーカー品や希少価値の高い蓄音機などは、古いものや壊れているものでも買い取っている業者は少なくありません。
古いレコードプレーヤーを売る際は、ある程度の埃や汚れは自力で取り除いて綺麗な状態で査定に出すことが大切です。
また、箱や付属品、交換用の針・カートリッジなども一式そろえた状態で、かつオーディオ機器の専門業者に査定してもらうことが高額査定につながるでしょう。
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